毎週土曜日の夜8時から日本テレビで、世界一受けたい授業が放送されています。
 2004年から続いている番組でとても人気があります。
 2017年11月4日(土)のオンエアではゲストに芦田愛菜、ケンドーコバヤシ、
 小池徹平などを迎えます。
番組内容は、ざんねんないきもの事典、病気のリスクを改善する体温アップ方法、
 82歳のアプリ開発者などです。
その中でも今回は、82歳のアプリ開発者に焦点を絞って紹介していきます。
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82歳のアプリ開発者って何者?
番組で取り上げられた、82歳でアプリ開発を行っている方は
 若宮正子(わかみやまさこ)さんです。

出典:http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/060400964/
 若松さんがパソコンを使い始めたのは、60代の頃でした。
 それまでは、会社勤めの日々でしたが、定年退職後
 自宅で母の介護を始めたのがきっかけでした。
介護のために、若宮さんはなかなか外出できない日々が続いていました。
 そんな中、パソコンを用いて孤独感を解消しようとしました。
 書籍を使い独学で勉強し、チャットを利用することで
 友人とのコミュニケーションを楽しみました。
そこからは、独自のアイデアでよりパソコンを活用していきました。
 その例の一つが、エクセルアートです。
 これは、エクセルの罫線やセルを用いて日本の伝統的文様を再現しようというものです。

 ・エクセルで作ったとは思えないエクセルアート作品の数々
 出典:http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/060400964/
そして、現在はパソコン教室を自宅で開いています。
 わいわいとした雰囲気のなか、同世代のシニアへパソコンにまつわることを指導しています。
 内容は、簡単な操作方法から、ウイルスの見分け方まで多岐にわたります。
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若宮さんが開発したアプリは? 海外メディアも注目?
そんな若宮さんが開発したアプリが、hinadanです。
 このアプリは、ひな祭りに飾るひな壇を正しく配置するというゲームです。
 日本文化についての知識がなければ上手くできないようになっています。

出典:http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/060400964/
このアプリについて若宮さんは次のように語っています。
 今のゲームは若者向けのものが多く、シニア世代向けのものが少ないです。
 そのようなシニア世代も楽しめるゲームをと思い、開発しました。
また、若宮さんは海外からも注目を集めています。
 アップルは毎年、世界開発者会議を開催しています。
 2017年の会議において、若宮さんはスカラシップとして参加しました。
この会議はアップルが開発中のソフトウェアの情報などを
 共有するとても重要なものです。
 そして、開発者の裾野を広げるため、参加者を免除し招待する制度を
 スカラシップと呼びます。
 多くの学生に混じって、今年呼ばれたのが若宮さんでした。
若宮さんは多数の海外メディアに、日本の文化やシニアとスマホの関係性を説明していました。
 また、アップルの最高経営責任者であるティム・クックと話す機会もありました。
 そして、クック氏は、あなたは私達にとって勇気づけられる存在です、と語っています。
最後にプレゼンテーション番組、TEDで語る若宮さんの動画を紹介します。
日本が誇る82歳のアプリ開発者、若宮さん
ここまで、若宮さんのことを取り上げてきましたが、
 そのスケールの大きさに驚いた方も多いのではないでしょうか。
 ですが、更に驚くべきことは、60代からパソコンを使い始めたということではないでしょうか。
何かを始めるのに遅すぎるということはありません。
 みなさんも何かに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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