妻の妊娠がわかったとき、男性はとても嬉しいものです。

けれど、うかれてばかりはいられません。

妻の体は子供を産むために、10ヶ月間急激な変化にさらされますし、情緒も不安定になります。

特に初めて子供を産むママの妊娠初期はとても不安になるもの。

この記事では、そんな妊娠初期に夫がサポートができることをまず書いていきます。

さらには、夫が受けておきたい予防接種について。

また、妊娠中期、後期の妻の体の変化と、夫がサポートできることについても書いていきます。

夫は妊娠した女性の立場になることは決してできませんが、

どのような変化が妻に起こっているのか少しでも知ることで妻に対する接し方も変わってきます。

是非これらの妊娠中に夫がサポートできることを実践して、ママをサポートしてあげてください!

目次

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妊娠初期(妊娠1か月~4か月)に夫がサポートできることは?

夫は家事をしてサポートを!

まず、男性諸君(夫)は、妊娠初期(妊娠1か月~4ヶ月)のママは、つわりがあり、体がだるく感じたり眠くなりやすいと覚えておきましょう!

そして、お勤め中の男性(夫)は、早めの帰宅を心掛け、

つわりやだるさであまり動けない妻の代わりに『積極的に家事をしてあげること』がサポートできることの1つです。

産前うつへの理解がサポートにつながる

また、ホルモンバランスに変化があり、体型が変わることや出産や育児への不安から起こる「産前(妊娠)うつ」になるケースもあります。

突然ママがイライラしていることもあるかと思いますが、これも「産前(妊娠)うつ」の1つの症状であることを覚えておくだけで、

男性(夫)もついついきつく言い返したりしてしまうことを抑えられます。

そして、ママが辛そうにしていたら「大丈夫?」と声をかけてあげるだけでも精神的に楽になります。

『声掛け』もまたサポートできることの1つです。

最後に、ママはにおいにも敏感になるので、たばこなどにおいのあるものに気をつけあげましょう。

妻の妊娠中、夫は早めに予防接種を受けておこう!

『男性(夫)がもらってきた病気に、奥さんやお腹の子供が感染してしまう』というケースはどうしても避けたいですよね。

「普段あまり病気しないし、ましてや感染症なんて滅多にかからないから大丈夫」とたかをくくってはいけません。

実は、風疹が20代から40代の男性の間で流行しているのです。

そして、もし夫から妊娠中の妻に風疹が移り、特に妊娠初期(妊娠20週頃まで)に感染すると、

産まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出る可能性があるのです。これを『先天性風疹症候群』といいます。

 

昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの人は幼児期の接種率が低い

というデータもあります。

参考記事:https://zexy.net/newlife/manual/ninshin/column01/yobou.html

妻を安心させるためにも、予防接種を受けていない男性(夫)は風疹の予防接種だけでも早めに受けておきましょう!

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妊娠中期(妊娠4か月~7か月)に夫がサポートできることは?

では妊娠中期(妊娠4か月~7か月)は夫には何がサポートできるでしょうか?

つわりが楽になる時期

妊娠4か月も後半になってくるとだいぶつわりが楽になってくる時期ですが、油断はできません。

お腹の大きさが目立つ時期  夫は体のケアのサポートを!

妊娠5か月くらいには、お腹の大きさが目立ってきます。

さらに乳房が大きくなってきたり、貧血になりやすくなったりと、体に変化が訪れる時期です。

また、足腰がつらくなってくる時期ですので、だるさや痛さを感じる部分をさすったり、マッサージをしてあげることが、

ママの体をいたわってサポートすることにつながります。

 

妊娠6か月目では、さらにお腹が大きくなって前にせり出してきます。

それに伴い足腰にも負担がかかってきますので、妊娠5か月目と同様に、

ママのお腹をさすったり、体調を気遣って声をかけてあげるのがサポートにつながるでしょう。

良いサポートのため 夫が気をつけなくはいけないこと

この妊娠5~6か月目のママの体の変化が激しい時期に夫が気を付けなくてはいけないのは、

『体の変化に対して冗談を言ったりしたりしてからかったりしないこと』です。

妊娠中は体だけでなく、情緒も不安定になってきます。

これもママをサポートするために夫が心がけておくべきことですね。

とはいえ、妊娠中期は比較的安定期になっていますので、

体調が良ければ旅行などに出かけて、夫婦2人の時間を楽しむのもありです。

赤ちゃんに話しかける!

妊娠7か月目では、便秘や痔になりやすくなったり、妊娠線が出てくるのもこのころです。

これはサポートというより夫婦一緒にできることですが、お腹の赤ちゃんには積極的に話しかけてあげるとよいでしょう。

お腹の赤ちゃんもお父さんとお母さんの声が聞けるのは嬉しいはず!

夫婦の良い思い出作りにもなりますよね!

妊娠後期(妊娠8か月~10か月)に夫がサポートできることは?

さて、妊娠後期(妊娠4か月~7か月)は夫には何がサポートできるでしょうか?

ママにとって辛い時期のサポート

妊娠8か月にもなると、お腹が張りやすくなる、動悸・息切れを起こしやすくなる、手足がむくむなど、

ママにとっては辛い時期に入ってきます。

ここでもできるだけママの負担をなくすように、早めの帰宅や、家事には積極的に関わっていくことが夫がサポートできることです。

里帰り準備もサポートの1つ

妊娠9か月には、食事が少量しか食べられなくなる人もいます。またトイレが近くなります。

ママが里帰り出産をする家は、ママとのコミュニケーションを密にしておき、内祝い品などもこの時期に相談しておくと、

直前になって慌てずに済みます。

こういった帰省の準備の気配りができることも夫の良いサポートにです。

いよいよ出産直前のサポートへ

妊娠10か月は、いよいよママの体が子供を産む前段階です。

腰や足の付け根に痛みが出やすくなり、さらにトイレが近くなります。

前駆陣痛(ぜんくじんつう)と呼ばれるお腹の張りを感じるようになります。

夫がサポートできることは、これまで通りママの体をいたわるのはもちろん、産院までのアクセスやいざというときの連絡方法などを確認し合っておくことです。

また、お酒をよく飲む方は、いざというときに車の運転ができなくなっては困ります。

ママの出産に備えてお酒を飲むのを控えておくことも夫がサポートできることですね!

時期別のママの体の変化と夫がサポートできること一覧

ここまで書いてきましたが、長くなりましたので時期別のママの体の変化と

夫がサポートできることを一覧にまとめてみました。

時期
月数ママの状態夫がサポートできること
妊娠初期1~4か月前半つわりやだるさがある
眠くなりやすい
・積極的に家事をする
・ママの話を良く聴く
・「大丈夫?」と声を掛けて、状態を気にしてあげる
・産前うつの症状を知る
・イライラを受け止める
妊娠中期4か月後半つわりが楽になってくる
5か月お腹の大きさが目立つ
乳房が大きくなる
貧血になりやすくなる
・マッサージをする
6か月お腹が大きくなって前へせり出してくる
足腰に負担がかかってくる
・お腹をさすったり、体調を気遣ってあげる
・安定期なので夫婦2人の時間を作る
7か月便秘や痔になりやすくなる
妊娠線が出てくる
・赤ちゃんに話しかける
妊娠後期8か月動機・息切れを起こしやすくなる
手足がむくむ
・家事のサポートや
声掛けなどの気遣いをする
9か月食事が少量になる(人による)
トイレが近くなる
・ママ帰省の準備
(里帰り出産の場合)
・内祝い品の準備
10か月前駆陣痛がある
腰や足の付け根に痛みが出やすくなる
さらにトイレが近くなる
・ママの体をいたわる
・産院までの行き方を確認する
・お酒を控える

こうしてみるとママの体は常に変化にさらされていますね。

男性が思っている以上にストレスや心配の多い毎日なはず。

夫はしっかりサポートしてあげましょう!

妊娠初期に夫がサポートできることは家事と声掛け!

女性にとって妊娠初期に起こる体の変化は戸惑うことばかりです。

つわりやだるさなどをサポートするために、男性(夫)は家事と声掛けを積極的にしてあげましょう!

 

妊娠中はお酒が飲めなくなったり食べ物の制限もあります。

実は好きだけれども妊娠中で食べられないものを、パパが食べたり飲んだりしていれば、ママもあまりいい気分ではないですよね?

食べ物や飲み物に気を付けてあげることサポートにつながります。

また、ママはこの時期、体だけでなく情緒も不安にになります。

ママの話をよく聞き、不安に思うことなどを分かち合うことも夫の大事なサポートです。

 

こうして書いてみると、妻の妊娠中、夫がサポートできることは、結構たくさんありますね。

けれどこの時期から信頼を深めることができていれば、出産の喜びもより大きいですし、

育児も協力関係ができあがり、今後の夫婦円満につながります!

男性諸君、妻への信頼を得られるかはこの時期にかかってと言ってもある意味過言ではありません。

頑張ってサポートしていきましょう!

※妊娠月別の症状はあくまで目安です。妊婦さん個人の体質やそのときの体調によっても異なります。

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