夫婦共働きだとどうしても家事をやりくりするのが大変ですよね。
そんなときお互いに家事分担について不満に思っていると、
いらいらして喧嘩になりますよね。
それを解消する方法を4つのステップで解説します。

目次

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【ステップ1】
そもそも共働きだと
家事が大変なのは当たり前と心得る

少し古いデータですが、2006年の総務省統計局の社会生活基本調査によると、

夫婦のみの共働き世帯において1日平均家事に費やす時間は夫が25分、妻が3時間3分、
合計3時間29分です。
古いデータなので現代の便利になった家電事情で時短になっているとして
仮に約3時間としましょう。

多少週末にまとめて家事をやるとしても平日は2時間30分です。

例えばお互いに仕事から20時に帰ってきたとします。
お風呂、食事、夫婦の会話で合計2時間、
うまく分担して家事を1時間と1.5時間ずつやったとしても、
夫婦2人の家事が終わるのが23時30分になってしまいます。

これで仮に子供がいる夫婦で子育てをする時間もあることを考えると、
眠るのは24時を過ぎてしまいますよね。

これもまた仮にですが、6時くらいに起床すると考えると
毎日睡眠時間は6時間以下ということになってしまいます。
あまり健康的な生活ではないですね。

それでもそもそも無理があるんだということを心得ていれば、
手を抜くところは抜かなくてはと思うし、
これだけでの家事負担があることをわかっていれば、
お互いに優しくなれるし、人にも頼りやすくなります。

【ステップ2】
一度思い込みを捨てて、現状を分析する

どうしてもいらいらしてしまう。
不満がたまってしようがない。

そんなときは、お互いに不満に思っていることはいったん棚上げしておき、
現状を分析しておきましょう。
そうすると

「お互いに平均的にやっていたつもりでも

相手にやってもらっていたことが多かった」
とか、

「自分のほうが頑張っていたつもりでも実はそうでもなかった」
ということが見えてきます。

分析方法

1.お互いにやっている家事を全て洗い出す

家事を徹底的に洗い出しましょう。

基本的に、家事は「料理」「洗濯」「掃除」「育児」(子供のいる方)

「その他のこと」(買い物や頼まれごとなどの雑用)ですので、
それらのカテゴリごとに洗い出してみるとよいでしょう。

下記の写真のように付箋で貼っておくと次のステップがやりやすくなります。


※画像はイメージです。1家庭の家事を網羅しているわけではありません。

2.夫、妻ごとにそれらの家事を振り分ける

夫がやっていること 妻がやっていること
それをリストにして並べてみましょう。

おすすめは以下のように定期、不定期も含めてマトリクスにすることです。

 

分析方法の1で貼った付箋をこれはこれは夫、これは妻。
ペタペタと移動させていきます。

夫婦二人でやると楽しいですよ!

 

できあがりました。

 

こうして眺めてみるとお互いにどういう割合で家事をやっているのか一目瞭然です!

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【ステップ3】
これを持ってどう改善するのか話し合う

この表を見て、「そうだったのか」お互いに「じゃこれでいいか」
と思うこともあるかもしれません。だとしたらもう解決です。

けれど、夫婦どちらかが不満がある、もしくは両方とも不満がある場合は
この表のバランス悪いことが原因の場合が多いです。
そんなときはこの分担表を見てお互いに見て話し合い、分担を変えてみましょう。

話し合うときのポイント

感謝の気持ちを持つ

表を見ていると自分が気づかないうちにやってくれたこともきっと発見できることでしょう。
そうしたら相手に
「気づかなかったけどこんなことをやってくれていたんだね、ありがとう!」
感謝の気持ちを伝えてみましょう。

話し合いがスムーズになりますよ!

譲り合いの精神で、お互いのライフスタイルを考慮して決める

例えば、夫の方が帰りが遅いことが多いのだったら、
妻が「じゃあ私が買い物してくるね。」と言う、
夫は「朝ごはんつくってくれるからゴミ出しは俺がやるよ」という言う
など譲り合いの精神が大事です。

時間がないのですからお互いにできることは限られています。
効率が良いようにライフスタイルを考慮した分担を考えてみましょう。

いらいらしていないとき、きちんと時間を取って冷静に話し合う
相手の批判は禁止

「あのときこうだった」「これをやってくれなかった」「要領が悪い」などは禁句です。
これを言ってしまうとせっかくの話し合いが喧嘩になってしまいます。
お互いにぎすぎすしないための作業なのに、ここでぎすぎすしては意味がありません。

相手を批判せずに、分担を決めておきましょう。

お互いの収入と家事の量を関連付けない

「俺の方が稼いでいるから、お前の方が家事の量が多くて当然」
みたいな発言はもってのほか
稼いでいてもいなくても、家事は暮らしていれば発生する仕事なのです。

お互いに協力関係を築くためにも、家事の量と収入を紐づけるのはやめましょう。

きっちり決めすぎない、分担のほかに簡単なルールを

あまりきっちり決めすぎると「これはやるって言ったじゃん」
という喧嘩になることがあります。

突発的な用事が入ったり相手が忙しいときなどは「じゃあ俺が(私が)やるよ」
などの余裕は欲しいところですね。
休日のごはんづくりの分担など、決めやすい簡単なルールは作ってしておくと楽ですよ。

【ステップ4】
よしこれで行こうと決めたらやってみる

話し合いが済んだら実行です!
決められた分担なのですから文句はないはずです。
さあやってみましょう。

実行のポイント

それでも不満に思ったら表を見返してみる

決めた分担なのだということを思い出せばいらいらいも収まるかもしれません。
つい何か言ってしまいそうになったら、表を見返してみましょう。

相手が分担を守らないとき「やらなかったのか」「できなかったのか」を聞く

やらなかったのなら忘れてしまっていたのですから、
きつい言い方にならないように注意しましょう。
どうしても重要な用事で忙しくてできなかったのなら、相手も人間です。
見逃してあげましょう。

もし決めた分担でうまくいかなくてもお互いを責めない

決めてもうまくいかなかったのですからお互いの責任です。
相手を責めるのは止めましょう。

言いたいことはお互いに言う

分担は絶対ではないということを理解して、
言いたいことがあったら溜め込まずに言い次の改善につなげていきましょう。

ここでもいらいらしたり、怒った言い方になってしまわないように気をつけましょう。

共働きの家事分担 喧嘩がなくなる4つのステップ : まとめ

お互い思い込みだけで話しているときと違い、
分析してみると見えてくるものがあります。

相手の足りないところばかりを見るのではなく、
やってくれたことの感謝する気持ちも大切ですね!

是非参考にしてみてください。

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