みなさんはF1のレースを見たことが有るでしょうか。
F1のレースでは、レース前などにレースクイーンによる宣伝活動などが行われます。
レースクイーンを楽しみにF1のレースを見る人もいるのではないでしょうか。
そんなF1を彩ってきたレースクイーンですが、2018年のレースから廃止することが決まりました。
その理由や、レースクイーンの歴史について詳しく紹介していきます。
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レースクイーンの歴史は?
レースクイーンとは、モータースポーツに参戦するチームのスポンサーのコンパニオンです。
主に20歳前後から30歳前後の女性が務めています。
いつごろからレースクイーンという文化が始まったのでしょうか。
レースクイーンの起源は、1960年代の後半に小川ローザらがサーキットでモデルとして活躍したことと言われています。
バブル経済の絶頂である1980年代後半には、スポンサーのロゴが入ったハイレグレオタードを身にまとった女性が多く出現しました。
こうして、レースクイーンの文化が日本に根付きました。
当時日本以外の国ではレースクイーンという文化はあまりなく、日本が発祥と言われています。
欧米では看板持ちなどで女性を起用することが多いですが、日本のように各チームが契約しているわけではありません。
レースクイーンのコスチュームも時代とともに移り変わっています。
1980年代以前は、Tシャツかタンクトップとホットパンツの組み合わせに、足元はブーツというスタイルが一般的でした。
出典:https://ikikuru.com/column/race-queen/
1980年代から90年代前半にかけては、エアロビクスブームの影響を受けて、ハイレグのワンピース型レオタードが主流となりました。
出典:https://ikikuru.com/column/race-queen/
1990年後半には、極端なミニスカートのワンピースが主流となりました。
出典:https://ikikuru.com/column/race-queen/
2000年代初頭には、ワンピースタイプからセパレートタイプへ移行しました。
出典:https://ikikuru.com/column/race-queen/
2000年代後半には、引き続きセパレートタイプが主流ですが、露出が多くなってきました。
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レースクイーン廃止の理由は?
このような歴史を辿ってきたレースクイーンですが、2018年からF1のレースで廃止されることが決まりました。
その理由について詳しく見ていきましょう。
主な理由としては、女性蔑視ではないかというものです。
レースクイーンというと、どうしても露出の多い衣装を身につけることが多いです。
そうしたことが、女性の価値をセクシャルさに求めているのではないかという批判をうんできました。
こうした理由を受けてF1では2018年3月にオーストリアで始まる大会から、レースクイーンの起用を中止することとなりました。
こうしてレースクイーンの役割を代わりに果たす事になったのが、子供です。
F1はレースキッズを起用することを決めました。
所属するモータースポーツクラブの特典や抽選で選ばれた、レース開催国の子供がレースを盛り上げます。
廃止となったレースクイーン レーズキッズの時代へ
2018年のレースから廃止となったレースクイーン。
女性蔑視につながるのではないかという批判を受けての廃止でしたが、これからは子供がその役割を担います。
F1を見る際には、レースキッズに注目見てはいかがでしょうか。
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