CMソングの中には、人それぞれ印象に強く残っているものがあると思います。
中でも、大部分の人が耳にしたことのあるCMソングが「この木なんの木」
という歌詞のCMソングでしょう。
このCMでは大きな木が映されています。
ではこの木の名前は何なのでしょう。
また、場所はどこにあるのでしょうか。
1つずつ見ていきましょう。
目次
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木の名前は?
この木なんの木のCMは日立製作所をはじめとする日立グループのCMです。
日立グループは、CMに登場する大きな木を「日立の樹」と称しています。
気になる正式名称ですが、モンキーポッドといいます。
モンキーポッドは、猿が実を好んで食べることからその名前が付きました。
大きく広げた枝の葉は、シダに似た形をしていて、
日の出とともに開き、午後になると閉じます。
これはネムノキの特徴と似ているため、アメリカネムとも呼ばれています。
また、花はピンク色であり、年に2回、5月と11月頃に花を咲かせます。
CMに登場する木は、樹齢が約130年にもなります。
そして大きさですが、高さ約25メートル、幅約40メートル、胴回り約7メートルと
とても大きいです。
木はどこにあるの?
モンキーポッドは、中南米や西インド諸島などが主な産地となっています。
では、CMで実際に使われているモンキーポッドはどこにあるのでしょうか。
それは、ハワイのオアフ島にあります。
ワイキキから車で30分ほどの場所にある、モアナルア・ガーデンに
日立の樹はあります。
上の画像がモアナルア・ガーデンです。とても広々として気持ちが良さそうな場所ですね。
地元の人々にとっては憩いの場として、そして特に日本の観光客からは
人気のスポットとして親しまれています。
園内には、ハワイ原産に限らず様々な植物が世界中から集められています。
この木なんの木のCMが作られた理由とは?
ここまで、CMに登場する木について具体的に調べてきましたが、
そもそもなぜこのようなCMになったのでしょうか。
もともと初代の日立の樹はアニメによるものでした。
ですが、技術やシステムを語るCMだからこそ、本物の木を使いたいという考えから、
スタッフたちはイメージに合った木を探し始めました。
しかしなかなかピッタリの木は見つかりませんでした。
そんな中、モアナルア・ガーデンの近くで一休みしていたスタッフが
何気なく振り向くと、モンキーポッドが目に飛び込んできました。
このモンキーポッドこそが、日立の樹に選ばれました。
それ以降しばらくの間、木を代えながらCMが作られました。
ですが、視聴者からの「モンキーポッドのCMを見たい」という声を受けて、
1984年から再びモンキーポッドを使ったCMに戻りました。
そして、現在に至るまでモンキーポッドが日立の樹として使われています。
まとめ
多くの人が一度は目にしたことがある、この木なんの木のCM。
そのCMに登場する木はハワイのオアフ島にある、モンキーポッドだったんですね。
これからこのCMを目にする機会があったら、是非木により注目してみては
いかがでしょうか。
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