皆さんは月食をご存知でしょうか?

月食とは地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のことです。
冒頭の写真はすごくわかりやすいですね。

なかでも、全ての部分に影がかかる場合を皆既月食と呼びます。

皆既月食は、21世紀の100年間で68回観測することができました。
その皆既月食が2018年の1月31日に日本全国で見ることができます。

では、皆既月食を見ることができる具体的な時間や、方法を紹介していきます。

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皆既月食が見れる時間帯は? 見れる条件は?

1月31日に日本全国で観測することができる皆既月食ですが、具体的にはいつごろに見ることができるのでしょう。

1月31日には部分食の始めから終わりまでを見ることができます。
これは、非常に条件がよくめずらしいです。

20時48分に月が欠け始め、21時51分に完全にかけて皆既食となります。
皆既食は1時間17分続き、23時8分に皆既食が終わります。
そして、0時12分に月食が終わります。

ちなみに前回日本で見ることのできた皆既月食は、2015年の4月4日でした。
ただ、皆既食の継続時間は12分と非常に短かったです。

このことからも分かるように、今回の皆既月食は皆既食の継続時間も長く、非常に条件が良いです。

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また、次に皆既月食を見ることができるのは、2018年7月28日です。
ですが、このときは東北地方以西かつ、月が皆既食のまま沈むという条件付きです。

今回のように、次に部分職の始めから終わりまで見ることができるのは2022年11月8日です。

 

皆既月食を観測できる条件としては、月が見れれば大丈夫です。
つまり、月が雲で隠れてしまうようなことがなければ、観測できます。

現時点の予報では、日本海側は北陸から北を中心に雪が降る見込みですが、太平洋側は広く晴れてみられる見込みです。

皆既月食を見る方法は?

皆既月食は肉眼でも十分観察できますが双眼鏡や望遠鏡を使うとより鮮明に見ることができます。

いずれの場合でも、まずは月の位置を確認しておきましょう。
続いて、注目するべき現象を紹介していきましょう。

部分食が始まる前と終わった後は、月は「半影食」と呼ばれる状態となります。
この状態を観察するためには、双眼鏡や望遠鏡を使ったほうがわかりやすいです。

双眼鏡を用いる際は、三脚で固定するなどするとより快適に観察できます。

月が欠け始めてから、肉眼でも明瞭に観察できます。
また、日食の場合はグラスなどを用いないと目を傷めてしまうおそれがありますが、月食の場合は安心して肉眼で観察できます。

楽しんで観察しましょう。

大変条件がよく皆既月食の機会 是非観察しましょう

今回の皆既月食は、見れる地域や継続時間など非常に条件がいいです。
次に日本で条件の良い皆既月食を観察できるのは、4年後になってしまいます。

みなさん、ぜひ観察しましょう。

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