恋の始まりのころ、ちょっと背伸びしてバーカウンター。
バーテンダーの振るシェーカーの音や鮮やかなカクテルが、途切れがちな会話になんとか間をもたせてくれる。
はい、そんなシチュエーションにこそカクテルはふさわしい。
どんちゃん騒ぎや、TVの前であぐらをかいて柿の種ポリポリなんてもってのほかです。
今日は数多くのカクテルの中から、ミントジュレップとモヒートをピックアップ、
この2つがどう違うのかというのがテーマです。
まあ、そう言うからには似ているんでしょうね。
目次
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ミントジュレップとモヒートの違いは?
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/mint_julep/
ミントジュレップは、米ケンタッキーダービーの公式ドリンクとして、国際的馬券オヤジの間では有名です。
ちなみに日本にミントジュレップという馬がいましたが、残念ながらひとつも勝てずに行方不明となりました。
ケンタッキーと言えば、まずバーボン。ミントジュレップはバーボンがベースのカクテルです。
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/mojito/index.html
モヒートはあのヘミングウェイが愛飲したことで有名です。
こちらはラム酒がベースになっています。
モヒートの語源はスペイン語の「漏らす」が由来とされています。
だから飲みすぎないように注意しましょうね。
ミントジュレップとモヒートの作り方! おうちでカクテル!
では、ミントジュレップとモヒートのカクテルの作り方をお教えしますね。
【おうちでカクテル】ミントジュレップの作り方
冷やしたグラスにガムシロ15ml、ミント5gを入れて、スプーンの先で軽くつぶします。
そこにバーボン45mlを注ぎ、軽くひっかきまわしながらクラッシュドアイスを山盛りに入れて、
ミントの葉を飾って出来上がり。カンタンじゃん!
こんな動画も参考にしてみてください。(分量は文章と異なります)
【おうちでカクテル】モヒートの作り方
冷やしたグラスにライム4分の1と角砂糖1個を入れてペストルですりつぶし、
しばらくしたらミントの葉を5枚ほど入れて、またペストル。
氷とラム酒40ml、ソーダを適量注いで出来上がり。さあ、TVの前へどうぞ。
ペストルってなんだ? そう思った人も多いだろうと思います。
これはステンレスの小型すりこぎで、果実の実だけをつぶして香りをより強く出させる道具なんだそうです。
私も知りませんでした。
こちらも動画を載せておきます。(分量は文章と異なります)
自分で作る新しいカクテルも楽しみの1つ!
さて、ミントジュレップとモヒートの作り方を本当におおまかに開陳しました。
材料の分量はお好みによって増減させてくださいな。
どうせ5回や10回作っても、満足した出来にはなりません。
プロのバーテンダーだって、自分なりに完成した味になるには相当時間がかかるんだそうです。
また、わが家の酒飲みのおばあさんは、
「ギムレットだって、10人バーテンダーがいれば、10通りの味がある」
と申しております。そのうちに自分の味にマグレ当たりするはずです。
レシピ通りに作ったはずが、実はちょっと違ってた。
でも、これはこれでおいしい。
そんな時、新しいカクテルの誕生です。
命名権はその人にありますが、もちろん非公認でローカルネームです。
きっと中洲あたりには「サッシー」とか「サクラ」なんてカクテルがあるんでしょうね。
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まだまだあった! ミント系のカクテルいろいろ!
夏空の下、恋するふたりの『ミント・ビア』
出典:https://www.asahibeer.co.jp
ビールにグリーン・ペパーミントを入れて混ぜるだけで『ミント・ビア』のできあがり。
ビールなので氷は入れません。鮮やかな緑が爽快!
夏のふたりに緑が映えます。
もちろん、映えないふたりもいます。
キリギリス、遊んで暮らそう『グラスホッパー』
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp
グリーン・ペパーミント、ホワイト・カカオリキュール、
生クリームを3分の1ずつシェークして、カクテルグラスに注ぎます。
地味な緑で甘口です。
『グラスホッパー』とは「バッタ、キリギリス」のことで、やはり色合いからの命名でしょう。
夏の夜の恋するふたりに『エメラルドクーラー』
出典:http://jazzcocktail.sub.jp
ジン、グリーン・ペパーミント、レモンジュース、シュガーシロップをシェークし、
氷が入ったグラスに注いで、最後にソーダ。
こうして作った『エメラルドクーラー』は透き通った緑で清涼感満ちあふれ、
夏の夜のふたりにピッタリ。
不思議と肩入れしたくなります。
彼女のハートに『スティンガー』
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp
なにやら『スティンガー』とは物騒な名前ですが、
ブランデーを2、ホワイト・ペパーミントを1の割合でシェーク、カクテルグラスで飲みます。
ブランデーによって味も変わり、またレシピが超単純なので、かえってバーテンダーの腕が問われますね。
スティンガーとは「針」だそうで、この味は突き刺さっちゃうかも。
飲みすぎちゃったキミの瞳が『アラウンド・ザ・ワールド』
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp
飛行機の世界一周路線の運航開始を記念したコンクールで、アメリカのバーテンダーが創作して優勝しました。
なるほど、だから『アラウンド・ザ・ワールド』という名前なのね。
ドライジン多め、パインジュースちょっと、ペパーミントほんの少しをシェークして、カクテルグラスで。
この比率によって千差万別の味が生まれます。
ほろ酔いで、キミの言葉を『モッキンバード』
出典:https://cocktailrecipe.suntory.co.jp
『モッキンバード』とはメキシコを中心に生息する鳥で、ほかの鳥の鳴き声をマネするという。
イヤな鳥だね。
メキシコの地酒であるテキーラをベースにグリーンミント、ライムジュースをシェークするから、
メキシコつながりの命名なんですね。
当然ですが、みんな緑の色合いで涼しげですね。
でも、ミントの花言葉は「美徳、まごころ、燃え上がる恋」で、とても温かいんですよ。
ミントジュレップとモヒートの違いは、ベースになるお酒でした
さてさて、色々書いてきましたが、最後にミントジュレップとモヒートの違いを復習しましょう!
簡単に言うと、
ミントジュレップのベースのカクテルはバーボン。
モヒートのベースのカクテルはラム酒。
そんな違いです。
どちらもミント味のお酒でしたね。
そして、作り方も紹介しましたが、この記事を参考に自分だけのカクテルを作ってみませんか?
なにせ、オリジナルと称すれば失敗作とは言えませんからね。
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