この前近所で夏祭りがありました。

つい浴衣を着て行こうと思ってタンスから取り出したら、結構ある。

「あれ、私って浴衣何枚持っているんだろう?」

と枚数が気になり数えているところふとした疑問が湧いてきた。

「浴衣の数え方って『枚』でいいの?」

母に聞いても「たぶん」という答え。詳しいことはわからないという。

そして、ついでに気になる『浴衣』、『振り袖』、『着物』の数え方や違い。

『反物』っていうのもあるけど、これの数え方と『浴衣』、『振り袖』、『着物』との違いは?

素朴な疑問が止まりません。

そこで今回はこれらについて調べてみた結果を報告します!

Sponsored Link

浴衣や振袖や着物の数え方は?

まずはじめに、浴衣や振り袖、着物の数え方を調べてみました。

浴衣の数え方は枚? 着(ちゃく)?

まず、どちらか迷うのが『枚』か『着(ちゃく)』ですよね。

調べたところ、基本『枚』と数えます。

ただし、一揃いの衣装として数える際には『着』と数えます。

私のタンスから出てきたのは一揃いのものでしたので、『着』で数えるパターンでしたね!

振袖の数え方は着(ちゃく)?

じゃあ、振袖も一緒かなと思い調べたところ。やはり。

振袖の数え方も浴衣と同じでした。

基本『枚』と考え、一揃いの衣装と数える時『着』と数えます。

着物の数え方は領(りょう)? 反(たん)や棹(さお)は正しい?

では着物の数え方はどうなるのでしょう?

浴衣や振袖と同じで『枚』『着』かと思いきや、着物には『領(りょう)』、『反(たん)』、『棹(さお)』といった単位もあるらしい。

私もどの数え方が正しいのかいまいちわかっていませんでしたので、整理してみました。

まず『領(りょう)』ですが、『領』とは襟を表し、襟を持って衣を数えたことから、着物を数える言葉となりました。

続いて『反(たん)』ですが、こちらは着物に仕立てる前の布地の数え方なので、一般的に着物を数えるときには使いません。

最後に『棹(さお)』ですが、こちらは着物ではなく、着物を収納する箪笥(たんす)の数え方です。

ただ、着物を数えるときに一領(いちりょう)、二領(にりょう)と数えるところはあまり聞いたことがありませんし、

呉服店で働いている方も『枚』と数えているくらい(※)ですから、あまり一般的ではないですね。

※参考 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1468657984

着物は他の数え方として、『一具(いちぐ)』、や『一腰(ひとこし』がありますが、こちらもあまり一般的ではないでしょう。

ちなみに『一腰(ひとこし』は袴(はかま)の数え方でもあります。

また、これは浴衣や振袖にも言えますが、商品として数えるときには『点』を使います。こちらはおなじみですね。

まとめると、

着物の数え方は『枚』、『着(ちゃく)』、『領(りょう)』、『具(ぐ)』、『腰(こし)』で、

一般的には『枚』と『着』で数えるということになりますね。

このように着物の数え方は多くあるので、混乱しないようにして使いたいですね。

浴衣、振袖、着物の違いは? 数え方にどう影響する?

ここまで浴衣、振袖、着物の数え方を見てきましたが、そもそもそれらの違いは何なのでしょうか。

まず着物が大きな分類としてあり、浴衣、振袖はその一種です。

浴衣は、長襦袢(ながじゅばん)という和装用の下着を着る必要のない点が着物とは異なっています。

また、着物生地が多様であるのに対して、浴衣は主に木綿で作られているという違いがあります。

つづいて振袖ですが、こちらは着物に比べて袖が長いのが特徴です。

これらの違いによる数え方への影響は、やはり、着物が一番大きな分類ですから、

複数数え方があるということです。特に形状や、素材による数え方の違いはありませんね。

全て『枚』や『着(ちゃく)』といった数え方をしておけば間違いはないです。

『反物』と『浴衣、振袖、着物』はどう違うの? 数え方は?

まず『反物』と『浴衣、振袖、着物』そのものの違いですが、

『反物』が着物に仕立てる前の布地(=材料)なのに対し、『浴衣、振袖、着物』は衣服という違いがあります。

では、反物の数え方は何なのでしょうか?

こちらは先程も取り上げましたが、和服などの1枚分に使う反物を『一反(いったん)』

2枚分だと『二反(にたん)』とこのように数えていきます。

反物の反なので覚えやすいですね。

Sponsored Link

浴衣や振袖や着物の帯の数え方は?

さらに気になって調べてみたいのは、

じゃあ浴衣、振袖、着物のはどうなの?

ということです。

こちらは通常『本』で数えます。

また、『枚』や『筋(すじ)』、『条(じょう)』なども使われます。

やはり帯といえば和服のベルトのような感じですから、感覚的に『本』と数えたいですよね。

『筋(すじ)』や『条(じょう)』では、会話で使いにくそうです。

浴衣のルーツとは? 生地の種類も紹介! 種類によって数え方は変わる?

ここからは夏祭りや花火大会で実際に着る機会の多い、浴衣について詳しく見ていきましょう。

浴衣のルーツとは?

現在若者を中心に馴染みの深い浴衣ですが、ルーツは何なのでしょうか。

ルーツはなんと高貴な人が入浴時に着た着物です。

入浴時に着ていたものが浴衣のルーツとは衝撃ですよね。

江戸時代になり浴衣の材料である木綿栽培が盛んになり、

その頃銭湯が普及したため、庶民の間でも湯上がりに浴衣を着る習慣が定着しました。

ちなみに平安時代には湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれていました。

それが短い呼び名になって『浴衣(ゆかた)』となったのですね。

こうして、風呂上がりや夕涼みの服装して定着し、現在にまで受け継がれています。

浴衣の生地の種類:コーマ生地

ここからは浴衣の生地の種類について見ていきましょう。

浴衣に最もよく使われるのがコーマ生地とよばれる木綿です。

価格も幅広いですが、安価なものは一度洗っただけで生地のコシが抜けてしまうこともあるので、

生地選びは慎重に行いましょう。

浴衣の生地の種類:綿絽(めんろ)

続いて綿絽(めんろ)です。

綿絽とは透け感のある木綿生地であり、コーマよりも軽く、風通しが良く涼しいです。

ただ、生地が透けるため注意が必要です。

浴衣の生地の種類:絹紅梅(きぬこうばい)

絹紅梅(きぬこうばい)とは、薄手の地に太目の糸で格子状の凸凹を織りだした絹と綿の混ざった生地です。

浴衣の最上級の素材として使われています。

浴衣の生地の種類:注染(ちゅうせん)

注染(ちゅうせん)とは一枚の布をじゃばら状に重ね合わせ、表と裏からの二度染めることで、

鮮やかに染まるのが特徴です。

手作業で行われるため、繊細で暖かみのある浴衣の仕上がります。

浴衣の生地の種類:長板中形(ながいたちゅうがた)

長板中形(ながいたちゅうがた)とは長い板に木綿の白生地を貼り付け、

表と裏の両面に型をあわせて糊を入れ、藍一色で染め上げます。

藍と白の美しさが特徴です。

まとめ:振袖、着物、反物、帯の数え方と違い一覧

ここまで、浴衣に焦点を当てて見ていきました。

簡単におさらいしておきましょう。

浴衣は、基本的には枚と数え、一揃いの衣装として数える時は着と数えます。

この記事で紹介した、浴衣、振袖、着物、反物、帯の数え方、違いもまとめて一覧にしておきますね。

種類数え方特徴
浴衣枚、着(ちゃく)・生地が木綿
・長襦袢(ながじゅばん)という和装用の下着を着る必要なし
振袖枚、着(ちゃく)・着物に比べて袖が長い
着物枚、着(ちゃく)、領(りょう)、具(ぐ)、腰(こし)・生地が多様
反物反(たん)・和服に仕立てる前の布地
本、枚、筋(すじ)、条(じょう)・腰の上で着物を体に固定させる幅の広い紐

これで数え方と違いが一目瞭然でわかりますね。

参考にしてみてください!

Sponsored Link